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酒国漫遊記(Part 18)

2010/03/31 PART 01 | 02| 03| 04| 05| 06| 07| 08| 09| 10| 11| 12| 13| 14| 15| 16| 17| 18| 19| 20| 21| 22| 23| 24| 25| 26| 27| 28

【ある外国人女性シェフの提案】

先月ですが、2009年のIWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)でSakeへの貢献が高い人物として表彰された、イギリス人シェフのSilvana Rowe氏が来日されました。
イギリス在住のシェフで、ガーディアン誌へのコラム執筆や、BBCの料理番組においてレギュラーゲストとして登場する彼女は、フランス、トルコ、アメリカにも拠点をもつブルガリア人・・・。
全くインターナショナルな彼女が日本酒の魅力に気がついたのは3年前、それ以来、日本酒とのマリアージュをイメージした料理を提案し、発信し続けています。
昨年11月の日英修好150年を記念した在ロンドン日本大使公邸のディナーでも腕をふるって、フレンチ・フルコースを担当。勿論、あわせるお酒は日本酒です。
彼女のアイデアは、欧州各国の料理のみならず、トルコ、シリア、ヨルダンのような中近東のテイストを交えたものも沢山出てきます。アラビックなスパイスと日本酒をどうあわせるのか、全く持って不思議に思っていても、彼女が繰り出すアイデアは説得力抜群で、試してみたら勿論ぴったりと嵌っていきます。
今回は昨年のIWCでアワードを受賞した蔵を中心に精力的に回られたようですが、フジテレビの朝の情報番組「とくダネ」でも次のような料理を紹介されていました。
「海老と鱒を使ったソテー」
「帆立貝のバラの花びら添え」
「マンダリンシャーベット黒ごまメレンゲとミント添え」
皆さんのイメージの中では、日本酒とマッチしましたか?
Wikipedia(英語版) http://en.wikipedia.org/wiki/Silvena_Rowe

 

photo
2009年のIWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)でSakeへの貢献が高い人物として表彰された、イギリス人シェフのSilvana Rowe氏

 



コラム作者:プロフィール

 入江啓祐(いりえ けいすけ)
 1991年日本航空入社
 国内線・国際線の本社部門通算で10年間、全社キャンペーン・
 プロモーション企画を担当。
 日本酒を通じて世界に日本文化を紹介する「JAL Sake Project」で
 全国350社を超える酒造会社や関係省庁とのタイアップ企画を実現。
 1999年から3年間はミラノ支店に勤務。

 2007年イタリア駐在時代の縁から株式会社Spazio Incontroに入社。
 日本と海外を繋ぐビジネスと国際物流コンサルティングを
 行いつつ、銀座にて会員制日本酒サロンを運営中。
   http://nuit-ginza.jp




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