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ワイン 百一話


ドメーヌ・シュヴァリエ(Part 1)

2010/03/02 PART 01 | 02| 03

 ボルドーのワイン・メーカーの名前は、通常、シャトー・○○というように、まるで冠詞のように頭にシャトーが付くものです。その中にあって、ドメーヌ・シュヴァリエは、例外的にシャトーがつきません。

はじめてこの名前を見たとき、校正ミスでシャトーが落ちたのだろうとしか思えませんでした。というのも、ブルゴーニュでは名前にシャトーがつくメーカーを耳にしないように、ボルドーではドメーヌなる呼称は、使わないものなのです。
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ボトルのラベルにもデザインされている、森に囲まれた美しいドメーヌ・シュヴァリエの佇まい。


このドメーヌ・シュヴァリエの名前には楽しい思い出があります。
2002年のことです。東京にボルドー・ワインのミッション(使節団)が来て、ボルドー・ワインの騎士の叙任式がありました。フランスにはワインの騎士なる称号がいくつかありますが、筆者が叙任を受けた、ボルドー・ワインの騎士、ブルゴーニュ・ワインの騎士、シャンパーニュの騎士の三大タイトルを制覇するのは、並大抵なことではありません。なかでも、ボルドー・ワインの騎士のお仲間に入れてもらうのは、もう、大変でした。 
その年の6月5日、ホテル・オークラで行われた叙任式では、ミスターこと長嶋茂雄氏が、騎士より上位の名誉コマンダリーに就任しました。予想に反せず、大勢のマスコミ関係者が祝賀会場にカメラの列を作り、華やかで賑やかな儀式となりました。使節団の目論みは、見事に的中したわけです。
ボルドー・ワインの騎士になるには、ボルドーの著名なワイナリーの推薦が必要なのですが、「ミスター」の後見人には、このたび訪問したドメーヌ・シュヴァリエのオーナーである、オリヴィエ・ベルナール氏がその任に当たっていました。
いつの日にか訪問したいと願っていましたから、ベルナール氏にはこの就任式のときに自己紹介しておきました。

 



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