メインメニュー
HOMEワイン 百一話オペラとワイン  

ワイン 百一話


オペラとワイン  (Part 1)

2010/07/18 PART 01 | 02| 03| 04| 05| 06| 07| 08| 09| 10

ドン・ジョヴァンニとワイン
 オペラにはお酒がつきものです。ならば、あのオペラにはどのようなお酒が合いそうかな、などとあれこれ思い巡らしてみるのも、楽しい頭の体操です。手始めに、かの有名なドン・ジョヴァンニは何を飲んでいたでしょう。
「ドン・ジョヴァンニには赤ワインがいい」、「イヤイヤ、シャンパ―ニュかな?」、「何か決まっていると聞いたことがありますよ」などと、侃々諤々(カンカンガクガク)。仲間内で一緒にオペラを聴きながら、ゲーム感覚で、楽しく推理するのも一興です。
 ドン・ジョヴァンニはオペラですから、ストーリーがあり台詞(歌詞)がついています。そして、まさにその名のとおり、『Finch’han dal vino calda la testaワインで酔いつぶれるまで』と訳されている詩を見つけることができます。では、その場面ではどのようなワインを飲むことになっているのでしょうか。
「あの歌は、別名、<シャンパーニュの歌>だから、飲んだお酒はシャンパーニュで決まり」ですか。なるほど、その答えには【良】を差し上げます。私は横浜にある某女子大学音楽部声楽科の非常勤講師もしていますから、採点は得意です。
「なんのなんの、歌詞をよく見ると、<このマルツェミーノはいける>と歌う場面があるから、あれはイタリアの発泡酒のひとつ、マルツェミーノだよ」ですか!それは素晴らしい学識です。それでは、半分脱帽して【優】を差し上げます。
 ですが、大学の採点基準には【優】の上に【秀】があります。まだ【秀】は差し上げられません。何故かというと、今の答えには、自分で行なった考察が含まれていないからです。



ワイン 百一話

絵画に見るワイン 4 

ルノワール(1841-1919) フランス印象派の運動に参加した画家です。豊かで明るい色調で人物描写を得意としました。代表作には『ムーラン・ド・ラ・ギャ...


現役ソムリエのコラム

ソムリエのフランス研修日記 Part2

ソムリエのフランス研修日記 Part2

レストラン サンドランスへ   2008年 6月某日。  パリ・マドレーヌ教会のすぐそばに位置するミシュラン二ツ星のレストラン「サンドラ...


レビューコーナー

酒国漫遊記

酒国漫遊記

【江戸時代の日本酒ヌーボー】江戸時代日本酒を扱う問屋が多く集まった町、初期は平河町や新宿だったといわれています。しかし、中期以降は埋め立てが...