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ワイン 百一話


聖書1(Part 1)

2010/11/09 PART 01 | 02| 03| 04


 聖書は、世界最大で永遠のベスト・セラーと呼ばれています。そこにはワインがどっさり載っているのです。ですが、ポイントは3箇所。ノアの箱舟、カナの婚礼、そして最後の晩餐です。ピンと来ましたか。
■ノアの箱舟
 旧約聖書は創世記から始まります。旧約の約は、約束の約です。
 聖書では、まず神様が存在します。これがギリシャ神話となると、まず暗黒と混沌が存在し、そこから神ができるのです。
 創世記では第一章で神が天地を創造します。それには六日間が費やされました。第二章では、神は七日目に作業を終えて休んだとあります。
 この間にかの有名なエデンの園も造られており、そこに連れてこられた人間がアダムなる男。そのアダムの肋骨から創られた女がイヴでした。第三章はアダムの林檎が出てくるところです。神から食べてはいけないといわれていた禁断の林檎を、アダムが口に入れたとたんに神が現れます。悪いことをしているときには、間の悪いことになるものです。アダムは慌てて林檎を丸ごと飲みこむのですが、それが喉につかえた、とされています。突出している男性の喉頭を指して、アダムの林檎と呼んでいる語源は、まさに聖書のこの部分にあります。甲状軟骨の形態学的な特徴に過ぎないようにも思うのですが…。これが人間が犯した最初の過ち。
 第四章でカインが弟のアベルを殺します。人間が犯した二つ目の過ちです。
 そして第六章でノアが現れます。600歳を迎えた年のことです。ノアは神から命じられた通り、生きとし生けるものすべてを二つづつ箱舟の中に入れました。すると、2月17日には、天の窓が開き、雨が降りだし40日40夜つづいたとあります。そのあとも150日間、地の上には水がみなぎります。
 水が少しずつ引き出して、山々の頂きが見え始めるのは10月1日です。地上の水が乾いたのは翌年の1月1日。さらに2月27日まで待ってから、ノア達は箱舟から出てきます。実に一年間の、船内生活だったわけです。



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