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ワイン 百一話


ニュイ・サン・ジョルジュ/プリューレ・ロック3(Part 3)

2009/11/30 PART 01 | 02| 03

車はジュブレイ・シャンベルタン村に入り、有名なレストラン「ミレジウム(ワインが生産された年)」の前で止まりました。

さて、このレストランのウェイティング・ルームは、まるで個人の家の応接間のようです。素晴らしいアンティークの調度品、きれいに並べられた飾り皿、黒い木彫りの象はアジアを旅行したときの記念に違いありません。足許は広くてシックなペルシャ絨毯です。「なにか飲む?」というので、にっこりするとシャンパーニュが出てきました。
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一人のための晩餐会。白ワインはDRCのモンラッシェでした。


ロック氏がまるで自分の家のように動き回るのです。しばらくして、このレストランはやはりもともとは個人の家とのこと。レストランはどこかなとすこしキョロキョロしていると、写真にも写っている若い男性が出てきました。ここのソムリエだそうです。このソムリエとロック氏との間で先週末に飲んだワインのことについて話が始まり、白ワインはやはりモンラッシェがいいねえ、などと、贅沢な話をしておりました。
ウェイティング・ルームの奥には地下室におりる階段が見えています。そこから、年輩の婦人がニコニコしながら上がってきました。ロック氏の奥さんのお母さんです。今日は仕事もなさそうなので、ソムリエも一緒にテーブルについていいかな、と聞かれました。それは楽しそうだし、何か期待できそうだと私はニッコリ。
それでは食事にしよう、ということになり、みんな揃って地下におりました。そこは、一九世紀に作られた石の地下室でした。美しくセッティングされたテーブルがズラッと並び、サービスをする若い女性が二人にこやかに私を迎えてくれました。確か、このレストランは星が付いている水準のところです。ロック夫人も到着しました。
テーブルについて始めて分かりました。このレストランは、なんと、ロック氏の奥さんの実家であり、ソムリエは彼女の弟でした。ワインは任せて貰っていいですか、とソムリエ。いわれるまでもありません。
まあ、お料理の美味しかったこと。この日は、営業日でしたが他の予約は入っていなかったようです。百人以上座れるレストランを、私のために借りきってもらったような気分で、何とも優雅なひとときでした。
で、ワインでしたが、白ワインはなんとドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)のモンラッシェでした!写真に写っている、三本の一番前がそれなのです。こんなの凄いものをレストランで飲むのですか、とはいいませんでした。ハイ。赤ワインは、彼が造ったクロ・ド・ベーズでした。ロマネ・コンティが出てこなくて、ホッとしました。これ本心ですよ(爆)。



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