ワイン 百一話
ピエール・アンドレ3(Part 3)
その次も白です。ムルソーです。コント・ラフォン社はムルソー村の入り口にありました。タクシーで早く着きすぎたことを思い出しました。ピエール・アンドレのムルソーは洋梨の香り、辛口の白ですが味わいに柔らかさが感じられます。
イギリスのワイン・ジャーナリストとやりあったのは、ピュリニー・モンラッシェ村のオリヴィエ・ルフレーヴのレストランの中でした。ピエール・アンドレのピュリニー・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェは共にアーモンドやナッツの香り、蜂蜜を感じさせる香りが特徴的。実に飲みやすい美味しいワインです。共に白でした(この二つの村名のワインには赤も存在します)。 |
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ブルゴーニュのほとんどすべての生産地が復習できました。 |
ソリュトレの丘が聳え、中庭にワイン・ボトルの植木が見えたのはシャトー・ド・フュイッセです。ここのプイィ・フュイッセは、トロピカル・フルーツの香りがある力強い白ワインでした。もちろん、マコンの白もあります。
なんとピエール・アンドレにはボージョレもありました。例の「救世主」が頑張っているジョルジュ・デュヴフと同じワインです。
ピエール・アンドレのテイスティング・ルームでは、私一人に対して写真のようにズラ〜とワインが出されて恐縮してしまいました。机の端についている茶色のところは、ワインを捨てるところです。
シャトーについたのが夕方でしたので、テイスティングをしている間に他のスタッフは帰ってしまいました。
すべてが終わった後で、案内役の責任者と一緒に、後片付けや電気の消し忘れがないかなどと確認したりして、それはそれなりに舞台裏が覗けて楽しいひとときでした。