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アルザスのワインの味わい | |
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Q-No.000225
2015/06/09 01:24
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ブラインドでワインをテイスティングすると、いつもアルザスのワインが分かりません。 色調も濃く、濃厚な味わいなので、南のほうのワインかな?と思うと、アルザスだった。というパターンでいつも外してしまいます。 フランスでも北のワイン産地だから、基本的に薄くて酸が強い、みたいな考え方では、通用しないのでしょうか?? |
回答一覧 | |
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A-No.000266
2015/06/10 17:20
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リースリングの酸の強さで南のワインと間違えることはないと思いますので、主にゲヴュルツトラミネールおよびピノ・グリについてのこととお察しします。 いずれもアロマティック品種なので、外観から南っぽいなと思っても、香りを取ればいくつかの選択肢が思い浮かぶと思います。上記のアルザス系品種に加え、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴィオニエ、トロンテスと言ったところでしょうか。 この時に南という先入観が強すぎるとローヌ⇒ヴィオニエやアルゼンチン⇒トロンテスのような順番で考えてしまいがちであり、やはり北だから色が薄くて酸が強いという前提は持ちつつも、例外もある、特にアロマティック品種は、というのは頭の片隅に残しておいた方がいいです。 その上で改めて香りに入っていくと、その強い香りの中にもライチっぽいとかミルクティーのようなどそれぞれに特徴があるのが分かると思います。これを品種と結び付けるのです。 ハーブ⇒ソーヴィニヨン・ブラン、ライチ⇒ゲヴュルツトラミネール、ミルクティー⇒ヴィオニエ、芳香剤⇒トロンテス。ピノ・グリがこの中では香りが閉じていることが多く抑え目なので難しいですが、草のニュアンスやハチミツの甘やかさを捉えてください。 (これらの特徴は私の取り方なので、自分なりの感じ方でこの香りがあったらこの品種という組み合わせが出来ればOKです) ここで品種が決まればソーヴィニヨン・ブラン以外はそれだけで、産地がほぼほぼ特定できるので、その流れで答えに辿り着けるでしょう。 いずれにせよ大事なことは外観、香り、味わいの3つの要素の中で、1つや2つからだけでなく、全体を総合的に考えることが重要です。2つで南のワインと思っても残り1つで矛盾があれば、そこは突き詰めて考えるようにしましょう。その時に1つでも多くの選択肢が思い浮かぶように勉強や練習をして行ってください。 |
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