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「アロマ」や「ブーケ」 | |
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Q-No.000182
2010/03/10 13:35
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ワインの香りのことを「アロマ」や「ブーケ」と言うのをよく耳にしますが、この2つは同じ意味で使うのですか? また、ブーケは一般的には「花束」といういう意味だと思いますが、どうしてブーケと呼ぶのでしょう? Q-No.000080の質問の回答によると、香しい熟成香(腐葉土、シャンピニヨン、下草、枯れ葉、上質な皮など)をブーケと呼ぶみたいですが、花以外の香りをなぜブーケというのか不思議でたまりません。 |
回答一覧 | |
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A-No.000197
2010/04/01 18:28
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基本的にosiete様と同じです。『アロマパレットで遊ぶ−ワインの香りの七原色』を書いた富永敬俊氏によれば、第一アロマはブドウ由来の香り、第二アロマはアルコール発酵(酵母でアルコールを生み出す)・マロラクティック発酵(乳酸菌でまろやかにする)由来の香り、第三アロマは樽熟成・瓶熟成に由来する香りです。 このうちの第三アロマの熟成と捉えられるものを「ブケ」と呼ぶそうです(p.25)。熟成ではなくワインが疲れてしまった香りなどはブケと呼ばないのでしょう。 こういう使い方でない使われ方もあって、成美堂出版『ワインの辞典』ではアロマ=ぶどうの果実そのものの香りのこと、ブーケ=ワインから香る熟成された香りのこと(p.160-162)となっています。こちらの意味で使っている人も多いのではないかと思います。 ただ問題は、富永氏によれば、ブドウ水そのものから香りが出ているのはマスカットくらいで、ソーヴィニヨン・ブランもシャルドネもセミヨンもブドウ水の時点では青臭いだけで、香りがないそうです(p.46)。 そういう意味では、樽熟成・瓶熟成の結果感じる香りだけにブケを使うのが科学的なのかもしれません。 |
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A-No.000194
2010/03/16 03:21
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ふむふむ・・ 書籍に依ると ワインは 第一のアローム 原料ぶどうに由来する香り。 第二のアローム 醗酵段階(アルコール発酵・マロラクティック醗酵など) で生まれる香り。 第三のアローム(ブーケ) 木樽内・瓶内での熟成中に現れる香り。 熟成中に第一・第二アロームが 結びつき、溶け合う事で素晴らしいブーケへ発展! とあり・・・ この「素晴らしい香り」をブーケ(花)に例えている と認識しています。 (私はですが・・・・) |
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追記する | 回答ありがとうございます。 「素晴らしい香り」=「ブーケ(花束)」というのは 何となくわかるような気がします。 そして、アロマが発展したものがブーケということなのですね? 同じ意味なのか違うのか、いまいちすっきりしませんが まだそんな用語を使うレベルではないので、 クリアになる日を待つことにします! |
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