ワインスクール講師が答える資格試験何でもQ&A
合格のための知識全般
※質問をするにはログインする必要があります。会員登録(無料)がまだの方はこちらから。
ビオワインとビオデナミ? | |
---|---|
Q-No.000154
2009/11/07 13:21
|
ビオワインというのは、どのようなワインのことを言うのでしょうか? また、ビオと似ているのですが、ビオデナミ?と聞いたことがあります。 この2つは一緒ですか? |
回答一覧 | |
---|---|
A-No.000157
2009/11/26 11:10
|
「ビオワイン」すなわち「ビオロジック・ワイン(オーガニックワイン)」は有機農法のブドウで造ったワインのことです。欧州では「ビオロジック」という言葉はワインだけでなく、農作物やそれを加工した農業製品に対して使われ、ビオロジックか否かは、1991年のEU指令で欧州15カ国共通の基準が定められている。このEU指令以外にもビオロジックかどうかを認定する団体が100以上活動しており、世界中の作物に認定証を発行しています。 「ビオディナミ」(英語ではバイオダイナミックス=生体力学)は、法的には「ビオロジック」の一種で、さらに規定が厳しいものです。 ビオディナミワインは、ビオロジックの取り組みに加え、1924年に人智学者のルドルフ・シュタイナーが説いた植物と天体の関連を体現した農法の生産者の葡萄から作られたワインをいいます。 ビオディナミでは畑を取り巻く生態系を最も重視し、化学薬品・肥料を否定します。ビオディナミではプレパラシオン(フランス語で調合または調合薬)と呼ばれる、自然界に存在する物質を調合した調剤を使用して土壌や葡萄樹の能力を引き出すとしています。プレパラシオンは調合した物質を与えるのでなく、調合から生まれたエネルギーを与えるものと考えられています。実際、畑に使用する生成される物質の量は、ヘクタールあたり数グラム程度で、そのもので影響を与えるにはあまりに少ない量です。こうしたプレパラシオンで出来た物質をエネルギーに変えるのがディザミナシオンいわれる希釈過程で、希釈によって畑に及ぼすエネルギーが増すというのがビオディナミでの定義です。 |
参考になるURL | |
追記する | 追記を記入します(質問者のみ) |
お礼 | ご回答者へのお礼を記入します(質問者のみ) |